JCBカードの旅行保険比較|S・W・W plus L・ゴールドの補償内容を解説

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海外旅行へ行く前に、「JCBカードには海外旅行保険が付いているけれど、実際にどこまでカバーされるのか」「カードを持っているだけで使えるのか」「病気やケガ、持ち物のトラブルは対象になるのか」という疑問を持つ人は少なくありません。

この記事では、JCBカードの海外旅行保険について、S・W・W plus L・ゴールドの利用条件、補償内容の違い、旅行中のトラブル時の対応方法を確認します。

出発前に保険が適用される条件や補償範囲を把握し、現在持っているカードでどのような場面に備えられるかを整理します。

目次

JCBカードの海外旅行保険はカードを持っているだけで使えるか?

JCBカード(JCBオリジナルシリーズを含む)の海外旅行保険は、現在は利用付帯です。

そのため、カードを持っているだけでは補償対象にならず、所定の旅行代金をJCBカードで支払う必要があります。

以前はカードを持っているだけで補償対象となる自動付帯でしたが、2023年4月1日以降は利用付帯へ変更されています。

旅行前には、どの支払いが利用付帯の条件になるか確認しておく必要があります。

海外旅行保険で何がカバーされるか?

JCBカードの海外旅行保険では、旅行中の病気やケガによる治療費、持ち物の盗難・破損、第三者への賠償責任などが補償対象になります。

主な補償内容は以下の通りです。

項目JCBカードS・W・W plus LJCBゴールド
傷害治療費用最高100万円最高300万円
疾病治療費用最高100万円最高300万円
傷害死亡・後遺傷害最高2,000万円最高1億円
賠償責任最高2,000万円最高1億円
救援者費用最高100万円最高400万円
携行品損害1旅行中最高20万円1旅行中最高50万円

※補償額だけでなく、対象となる条件や対象外となる内容もあるため、次章以降で具体的に確認します。

旅行代金として認められる支払いは何か?

利用付帯の条件を満たすには、対象となる旅行代金をJCBカードで支払う必要があります。

対象になるのは、主に旅行会社で申し込むツアー代金や、旅行のために利用する公共交通機関の料金です。

主な対象・対象外の支払いは以下の通りです。

支払い対象
旅行会社の海外ツアー代金対象
航空券(渡航先・乗継便)対象
鉄道・新幹線・バス対象
タクシー(空港へ向かう)対象
海外現地の電車・バス・タクシー対象
個人で手配した宿泊代金対象外
ガソリン代・高速道路料金対象外
空港駐車場代対象外
レンタカー代対象外
帰国後の公共交通機関対象外

※個人で手配したホテル代のみの支払いは対象外ですが、募集型企画旅行(パッケージツアー)に含まれる宿泊費は対象になる場合があります。

※対象条件は利用内容によって異なる場合があります。

日本出国後に公共交通機関の料金をJCBカードで支払った場合、その支払い時から旅行期間中(最長3ヵ月)が補償対象になります。

海外で病気やケガをした場合はいくらまで補償されるか?

JCBカード(S・W・W plus L)では、海外旅行中のケガによる治療費は最高100万円病気による治療費は最高100万円まで補償されます。

JCBゴールドでは、ケガによる治療費は最高300万円病気による治療費は最高300万円まで補償されます。

いずれも定額で支払われるものではなく、実際に発生した治療費が補償上限の範囲内で対象になります。

海外では医療費が高額になるケースもあるため、渡航先や旅行期間に応じて補償額を確認しておく必要があります。

また、治療費以外にも以下の補償があります。

項目JCBカードS・W・W plus LJCBゴールド
傷害死亡・後遺傷害最高2,000万円最高1億円
救援者費用最高100万円最高400万円

救援者費用は、旅行中の入院などで家族が現地へ向かう場合の交通費や滞在費などに関する補償です。

一方、以下のようなケースは補償対象外になります。

ケース扱い
歯科疾病対象外
妊娠・出産関連対象外
旅行開始前・終了後72時間超の病気対象外
故意・重大な過失によるケガ対象外

JCBカードの海外旅行保険は補償範囲が広い一方で、すべてのケースが対象になるわけではありません。旅行前には、利用付帯の条件や補償対象を確認しておくことが重要です。

JCBカードに国内旅行保険は付帯しているか?

JCBカードS・JCBカードW・JCBカードW plus Lには、国内旅行傷害保険は付帯していません。

一方、JCBゴールドには国内旅行傷害保険が付帯しています。

そのため、国内旅行中の補償も確認したい場合は、JCBゴールドの補償内容を確認しておく必要があります。

JCBゴールドの国内旅行傷害保険では、旅行中の事故による死亡・後遺障害や、入院・通院などが補償対象になります。

主な補償内容は以下の通りです。

項目JCBゴールド
傷害死亡・後遺障害最高5,000万円
入院保険金日額5,000円
手術保険金入院保険金日額×倍率
通院保険金日額2,000円

※国内旅行傷害保険は利用付帯です。

JCBカードS・JCBカードW・JCBカードW plus Lとの大きな違いは、国内旅行時の補償が用意されている点です。

海外旅行だけでなく、国内旅行や出張で利用する機会が多い場合は、国内旅行保険の有無も確認しておくと比較しやすくなります。

旅行中の持ち物や賠償トラブルは補償されるか?

旅行中は、病気やケガだけでなく、持ち物の破損や第三者への損害などが発生する場合があります。

JCBカードの海外旅行保険では、条件を満たした場合、携行品損害や賠償責任も補償対象になります。

スマホ・スーツケースなど持ち物トラブルは対象か?

旅行中の持ち物の盗難や破損は、「携行品損害」として補償対象になります。

スマホやカメラ、スーツケースなども対象になりますが、紛失や一部の持ち物は対象外になるため注意が必要です。

項目S・W・W plus Lゴールド
補償上限1旅行中最高20万円1旅行中最高50万円
1事故・1品あたり最高10万円最高10万円
免責金額1事故あたり3,000円1事故あたり3,000円

例えば、旅行中にスーツケースが破損した場合などは、自己負担額を差し引いた金額が補償対象になります。

一方、以下のようなケースは対象外です。

ケース対応
置き忘れ・紛失対象外
外観のみの損傷(機能支障なし)対象外
現金対象外
クレジットカード・定期券対象外
ホテル客室内の荷物対象外(居住施設内にある物)

携行品損害は、旅行中の盗難や破損に備えられる補償ですが、すべての持ち物が対象になるわけではありません。

高額品や貴重品を持っていく場合は、事前に補償条件を確認しておくことが重要です。

ホテルや旅行先で損害を与えた場合は対象か?

旅行中に第三者に対して、ケガをさせたり、他人の物を壊して法律上の賠償責任が発生した場合は、「賠償責任」として補償されます。

JCBカードS・W・W plus Lでは最高2,000万円まで、JCBゴールドでは最高1億円まで補償されます。

対象になるケースの例は以下の通りです。

  • 観光中に荷物が当たり、他人にケガをさせた
  • ホテルの備品を壊してしまった
  • 不注意で他人の持ち物を破損した

ただし、故意による損害は対象外です。

また、補償対象は原則としてカード会員本人になります。

海外旅行保険は家族や同行者も対象になるか?

JCBカードの海外旅行保険では、カードの種類によって家族への補償範囲が異なります。

JCBカードS・JCBカードW・JCBカードW plus Lには家族特約がありません。

そのため、補償対象は原則としてカード会員本人です。

一方、JCBゴールドには家族特約があり、本会員と生計をともにする19歳未満のお子様が対象になります。

また、同行者については、同行者自身がJCBカード会員で利用付帯条件を満たしている場合、それぞれのカードに付帯する海外旅行保険の対象になります。

そのため、家族や同行者全員が自動的に補償対象になるわけではなく、カードの種類や利用条件を確認しておく必要があります。

海外旅行中にトラブルが起きた場合はどうすればいい?

海外旅行中に病気やケガ、持ち物の盗難・破損などのトラブルが発生した場合は、保険会社の受付窓口へ連絡して手続きを行います。

病院を利用する場合の対応方法は、主に「キャッシュレス診療」と「立替払い後の請求」の2つです。

事故発生時は、JCBカードを手元に用意して事故受付センターへ連絡します。

方法内容
キャッシュレス診療(CMS)事前に受付窓口へ連絡し、提携病院を手配
立替払い医療費などを支払い、必要書類を提出して保険金を請求

キャッシュレス診療を利用できる場合は、現地で医療費を立て替えずに受診できます。

一方、先に費用を支払った場合は、領収書や診断書など、保険金請求に必要な書類を保管しておく必要があります。

現地でしか取得できない書類が必要になる場合もあるため、病院利用時や事故発生時には、必要書類を確認しておくことが大切です。

各カードの補償内容や基本仕様を確認する

JCBカードの旅行保険は、カードの種類によって補償内容が異なります。

JCBカードS・JCBカードW・JCBカードW plus Lは、年会費無料ながら海外旅行傷害保険が付帯しています。

一方、JCBゴールドでは海外旅行保険の補償額が大きくなるほか、国内旅行保険や家族特約など、無料カードとは異なる補償内容があります。

また、海外旅行保険は利用付帯のため、カードを持っているだけではなく、対象となる旅行代金をJCBカードで支払う必要があります。

旅行保険を比較するときは、補償額だけでなく、利用条件や補償対象まで確認しておくことが重要です。

旅行保険以外の年会費・ポイント制度・付帯サービスなど、各カードの基本仕様を確認したい方は、以下の記事をご参照ください。

カード別詳細解説
JCBカードS →
JCBカードW
JCBカードW plus L →
JCBゴールド →
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本記事は、外資系金融機関で10年以上、不動産金融分野で投資分析・評価業務に従事してきた運営者が執筆しています。

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