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ANAカードの旅行保険について、「海外旅行保険は自動付帯なのか?」「国内旅行保険は何が補償されるのか?」「家族カードも対象になるのか?」といった疑問が出てくることがあります。
本記事の対象は、三井住友カード発行のANA VISA3券種(一般、ワイドゴールド、プラチナ プレミアム)です。JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースなど、発行会社が異なるANAカードは対象に含みません。
ここでは、ANAカードの国内・海外旅行保険の適用条件や補償内容、家族特約、航空便遅延保険、保険事故時の対応方法まで、順番に確認します。
ANAカードの海外旅行保険は自動付帯か?利用付帯か?
ANAカード3券種の海外旅行保険は、カードによって「自動付帯」と「利用付帯」が異なります。
自動付帯は、カードを保有しているだけで旅行代金の支払い方法を問わず適用されます。
利用付帯は、あらかじめ対象となる旅行代金をカードで決済することで適用されます。
各カードの海外旅行保険の適用条件
ANA VISA3券種の海外旅行保険適用条件は次のとおりです。
| カード | 適用条件 | 傷害死亡・後遺障害 |
|---|---|---|
| ANA VISA一般カード | 自動付帯 | 1,000万円 |
| ANA VISAワイドゴールドカード | 利用付帯 | 5,000万円 |
| ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 自動付帯 | 1億円 |
ANA VISAワイドゴールドカードは利用付帯のため、海外旅行保険を利用するには、日本出国前に公共交通乗用具の利用代金、または募集型企画旅行の旅行代金をカードで決済する必要があります。
一方、ANA VISA一般カードとANA VISAプラチナ プレミアムカードは自動付帯のため、旅行代金の支払い条件を満たさなくても補償の対象となります。
海外旅行保険では何が補償されるか?
ANAカード3券種の海外旅行保険の補償内容には、補償額と補償項目に大きな違いがあります。
ANA VISA一般カードの海外旅行保険
ANA VISA一般カードの海外旅行傷害保険は、旅行代金や航空券をカードで支払うことを条件としない自動付帯です。
本会員だけでなく、家族カードを保有する家族会員も補償対象となります。
補償内容
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 傷害死亡 | 1,000万円 |
| 傷害後遺障害 | 最高1,000万円 |
| 救援者費用 | 100万円 |
補償期間は、日本を出国した日の翌日から90日間が上限です。
傷害治療費用、疾病治療費用、賠償責任、携行品損害は補償対象外となるため、補償内容を事前に確認しておきましょう。
ANA VISAワイドゴールドカードの海外旅行保険
ANA VISAワイドゴールドカードの海外旅行傷害保険は、利用付帯です。
海外旅行保険を利用するには、日本出国前に公共交通乗用具の利用代金、または募集型企画旅行の旅行代金をカードで決済する必要があります。
補償内容
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
| 傷害治療費用 | 150万円 |
| 疾病治療費用 | 150万円 |
| 賠償責任 | 3,000万円 |
| 携行品損害 | 50万円 |
| 救援者費用 | 100万円 |
傷害治療費用・疾病治療費用は、旅行中に発生したケガや病気の治療費を補償するものです。
携行品損害は、旅行中の持ち物の破損・盗難などを対象とします。自己負担額や対象外となる品目があります。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードの海外旅行保険
ANA VISAプラチナ プレミアムカードの海外旅行傷害保険は、旅行代金をカードで支払っていない場合でも適用される自動付帯です。
本会員と家族会員が対象となり、1旅行につき最長3か月まで補償されます。
補償内容
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
| 傷害治療費用 | 500万円 |
| 疾病治療費用 | 500万円 |
| 賠償責任 | 1億円 |
| 携行品損害 | 100万円 |
| 救援者費用 | 1,000万円 |
携行品損害には、1事故につき3,000円の自己負担額があります。
家族特約とは?家族カードも対象になるのか?
家族カードと家族特約は異なる制度です。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードでは、本会員・家族会員に加え、所定の家族にも海外旅行傷害保険の家族特約が自動付帯します。
家族特約の補償内容
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 傷害死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
| 傷害治療費用 | 500万円 |
| 疾病治療費用 | 500万円 |
| 賠償責任 | 1億円 |
| 携行品損害 | 100万円 |
| 救援者費用 | 1,000万円 |
家族特約では、傷害死亡・後遺障害は最高1,000万円です。傷害治療費用や疾病治療費用などの主な補償内容は、本会員・家族会員と同じです。
ANA VISA一般カードとワイドゴールドカードには家族特約は付帯していません。
国内旅行保険はあるのか?
ANAカード3券種の国内旅行保険は、カードによって補償内容が異なります。
ANA VISA一般カードの国内旅行保険
ANA VISA一般カードには、一般的な国内旅行傷害保険は付帯していません。
国内での公共交通機関による移動中や、宿泊を伴う募集型企画旅行への参加中などを広く補償する仕組みではなく、国内航空傷害保険の対象となる事故に限って補償されます。
国内航空傷害保険
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 傷害死亡 | 1,000万円 |
| 傷害後遺障害 | 最高1,000万円 |
入院、手術、通院に対する補償はありません。また、疾病を原因とするものは補償対象外です。
ANA VISAワイドゴールドカードの国内旅行保険
ANA VISAワイドゴールドカードには、国内旅行傷害保険と国内航空傷害保険が付帯しています。
国内旅行傷害保険(利用付帯)
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
| 入院保険金日額 | 5,000円 |
| 手術保険金 | 最高20万円 |
| 通院保険金日額 | 2,000円 |
対象となるのは、カードで料金を支払った公共交通機関での移動中や、宿泊を伴う募集型企画旅行など、所定の条件を満たした国内旅行です。
すべての国内旅行が補償対象となるわけではありません。
国内航空傷害保険(自動付帯)
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
| 入院保険金日額 | 10,000円 |
| 手術保険金 | 最高40万円 |
| 通院保険金日額 | 2,000円 |
国内航空傷害保険は、国内線航空機の搭乗中など、所定の条件を満たした事故が補償対象となります。
公共交通機関や募集型企画旅行を対象とする国内旅行傷害保険とは、補償される場面が異なります。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードの国内旅行保険
ANA VISAプラチナ プレミアムカードには、国内旅行傷害保険と国内航空傷害保険が自動付帯しています。
国内旅行傷害保険
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
| 入院保険金日額 | 5,000円 |
| 通院保険金日額 | 2,000円 |
| 手術保険金 | 最高20万円 |
入院・通院保険金は、事故発生日から8日目以降も入院または通院している場合に、1日目から支払われます。
国内航空傷害保険
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
| 入院保険金日額 | 10,000円 |
| 通院保険金日額 | 2,000円 |
| 手術保険金 | 最高40万円 |
国内航空傷害保険は、国内線航空機の搭乗中など、所定の条件を満たした事故が補償対象となります。
なお、海外旅行の途中で日本国内線へ搭乗する場合は、海外旅行傷害保険が適用され、国内航空傷害保険と重複して支払われるものではありません。
航空便遅延保険とは?
ANA VISAプラチナ プレミアムカードには、航空便遅延保険が付帯しています。
航空便遅延保険の適用条件と補償内容
航空便の乗継遅延、出航遅延・欠航・搭乗不能、手荷物の到着遅延や紛失によって負担した所定の費用を補償します。
| 補償項目 | 補償額 |
|---|---|
| 乗継遅延費用 | 2万円 |
| 出航遅延等費用 | 2万円 |
| 受託手荷物遅延費用 | 2万円 |
| 受託手荷物紛失費用 | 4万円 |
海外旅行では自動付帯、国内旅行では事前に対象となる航空券や募集型企画旅行の料金をカードで支払う利用付帯です。
補償されるのは、遅延や欠航などによって実際に負担した食事代、宿泊費、衣類購入費などの所定の費用です。
なお、航空便遅延保険が付帯するのはANA VISAプラチナ プレミアムカードのみで、ANA VISA一般カードとANA VISAワイドゴールドカードには付帯していません。
ショッピング補償との違いは?
ANAカードには、旅行保険とは別に「お買物安心保険」が付帯しています。
お買物安心保険の概要
カードで購入した商品の破損や盗難などを補償します。
| カード | 補償限度額 | 自己負担額 | 補償期間 |
|---|---|---|---|
| ANA VISA一般 | 100万円 | 3,000円 | 200日間 |
| ワイドゴールド | 300万円 | 3,000円 | 200日間 |
| プラチナプレミアム | 500万円 | 3,000円 | 200日間 |
※プラチナ プレミアムカードの自己負担額は1事故あたり3,000円です。
海外でのカード利用は、支払方法を問わず補償対象です。
国内で購入した商品は、リボ払いまたは3回以上の分割払いを利用した場合に対象となります。国内での1回払い・2回払いは、原則として補償対象に含まれません。
お買物安心保険は、旅行中の商品購入だけでなく、日常の買い物でも適用されます。旅行保険は、旅行中の事故を対象とするもので、補償対象と期間が異なります。
保険事故が起きた場合の問い合わせ先
万一、旅行中に事故や病気などが発生した場合は、三井住友カードが案内する保険事故受付窓口(VJ保険デスク)へ連絡します。
海外から連絡する場合と日本国内から連絡する場合では、問い合わせ先が異なります。
電話番号などの連絡先は変更される場合があるため、事故が発生した際は、三井住友カード公式サイトで最新の問い合わせ先を確認してください。
保険金請求に必要な書類
保険金を請求するには、事故内容に応じた所定の書類の提出が必要です。
必要書類は事故の内容によって異なるため、VJ保険デスクへ連絡後、案内に従って手続きを進めてください。
ANAカードの旅行保険まとめ
ANA VISA3券種(一般・ワイドゴールド・プラチナ プレミアム)の旅行保険をまとめると、上記のとおりです。
| 項目 | 一般 | ゴールド | プラチナ |
|---|---|---|---|
| 海外旅行保険 | 自動 | 利用 | 自動 |
| 国内旅行保険 | ― | 利用 | 自動 |
| 国内航空傷害保険 | 自動 | 自動 | 自動 |
| 家族特約 | ― | ― | ○ |
| 航空便遅延 | ― | ― | ○ |
| お買物安心保険 | 100万円 | 300万円 | 500万円 |
ANA VISA一般カードは海外旅行保険が自動付帯ですが、補償内容は限定されています。
ANA VISAワイドゴールドカードは利用付帯となる一方、補償内容が大きく充実します。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードは自動付帯に加え、家族特約や航空便遅延保険も付帯しています。
旅行保険を比較するときは、補償額だけでなく、自動付帯・利用付帯などの適用条件や補償範囲もあわせて確認することが大切です。
ANA VISA一般カードの旅行保険や基本的な特徴を確認したうえで、申込条件や手続き内容を確認したい方は、公式サイトをご確認ください。
現在ANAカードを利用しており、今後も継続して利用する予定の方は、年会費や旅行保険、マイル還元率などを比較しながら、上位カードへの切り替えも選択肢になります。
ANA VISA一般カードとANA VISAワイドゴールドカードの違いを確認したい方は、以下の比較記事をご覧ください。
ANA VISAワイドゴールドカードとANA VISAプラチナ プレミアムカードの違いを確認したい方は、以下の比較記事をご覧ください。

